10月末までに私としては、亡き母の色々な手続きを済ませたい、
というわけで妹と二人今日は実家のあった、そして母の本籍のある三芳町役場に行ってきました。
と・こ・ろ・が、
「昨日越谷市から亡くなったという連絡がきたばかりで、戸籍に反映されて書類が出せるようになるまであと一週間くらいかかります」
という返答だったんです。
結局、郵送で請求することで説明をうけて帰ってきました。
その後、霊園に向かい、父のお墓まいり後、お墓の所有名義変更やら49日の法要の打合せを行うともう14時過ぎ...
『どこかでお昼にしよう~~』と妹の車で向かったのは、
実家があった三芳町の「高倉町珈琲」。
一度だけ、まだ母が越谷に超す前に妹と姪っ子甥っ子、
私ら(娘・息子)で行ったことがあるんだよね。
パンケーキブームはすでに始まっていたけれども、
ここまでスフレタイプでクオリティの高いパンケーキは当時はなかったと思うのだけど、
もう5年以上も前のことだったんだよねぇ、としみじみ。
ほんの数年前だった記憶なんだけど、
母も一緒に食事してたんだけど、
その数か月後に倒れちゃってそれきり退院することもなくなるなんて、
ほんと人生ってわからないって思います。
今日は三芳町に向かう車の中、姉妹で母に起きたこの死に至る要因を
振り返りあれこれ考察していたんだけど、ふたりとも淡々としていましたよね。
5年という年月をかけてゆっくり母を送り出す心の準備をさせてもらったからだと思います。
話がちょっとずれましたが、
高倉町珈琲、なかなかの賑わいでした。
初めていった前回もいっぱいでしたが、ランチタイムをはずしても、8割9割埋まっていた印象です。
「せっかくここまで来たのだから、パンケーキ食べておきたい」
「そうだね、なんか食事メニューと一緒にパンケーキも頼んでシェアしようか」
とメニューをめくっていたら
ハーフパンケーキセットというのがあったので、
エッグベネディクトとホットチキンスィートチリソースプレートを頼み、
(↑シェアして両方食べました)
それぞれハーフパンケーキセットを付けてもらいました。
実をいうと、エッグベネディクトを食べたのは初めてだったんです。
ちょっとしたところでいつか食べよう、と思っていて、
そのタイミングが今日だったみたいです。
まぁおいしかったです。
パンケーキもたっぷりクリームがのっていて、
刻んだナッツがトッピングされていたのも良かったです。
でも50代突入姉妹、
前回のベッロカンパーニャのランチでは夕飯も食べられないくらいお腹いっぱいになりましたので、
今回も心配しましたが、そこまでではなかったです。
スフレパンケーキ、今ではいろんなところで食べられるけれど、
こうしてこのお店でまた食べられたことがちょっとしみじみします。
「お店まだあるのかな」なんて言っていたけれど、
かなりにぎわっている様子なのも、感慨深かったな。
父も、母も、私たちも、もうこの町には住んでいない、
何十年と暮らしたけれど、いなくなったり、離れてしまった...
それでも町はこうして今もここであり続ける、
という当たり前が、
ホッとするような寂しいようなそんな気持ちです。
妹の車で近くの駅「みずほ台」まで送ってもらいそこで別れました。
みずほ台は私が一人暮らしを数年した場所、
自分のどこかを不用意に突いたら、ウワーーーッと熱いものが噴出してきそうで、
ちょっとドキドキしながら電車に乗りました。
故郷と呼ぶのなら、実家ももうないけれど、このあたりのことを言うのだと思います。
あともう一回は、母の手続きで来る予定です。
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